いま一番の気がかりは5歳の娘のこと。
忙しい日々なんて、まあ何とかなるもんなのだけど
4月2日に異所性蒙古斑の日帰り手術を控えた娘が心配で心配で。
でもそれ顔に出したらあかんし
夜1人になると悶々とした日々。
3月21日は大学病院で術前検査だった。
当日の朝、目を覚ました時に何だかお尻のあたりが冷たい。
隣には寝息をたてる娘。
生まれてから一度もおねしょをせずトイレトレーニングを完了した娘が
初めておねしょをした。
そりゃそうやんなあ。検査とはいえ不安よなあ。
ここで私がかわいそうって顔すると不安にさせてしまうので
「ごめん、ママおねしょしたかも(笑)」と罪をかぶる。娘大笑い。
子どもを産んで、私の笑顔はかわいくはないけど強くなった。
お邪魔虫の息子は義実家へ預け、午後からの検査の前に娘とランチ。
リクエストは手打ちざるうどん。んーしぶい。
終始ニコニコ楽しそう。ニコニコというよりワーイワーイという感じ。
それはぜーんぶ不安の裏返しやねんな。わかる。母もそうでした。
不安が爆発したのは、私と離れて採血をする時。
廊下に響き渡る大声で「ギャーー!!ウワー!!!」叫んでた。
あまりにすごすぎて最初よその子かと思ったくらい。
部屋から出てきた時は顔がぐしゃぐしゃになっていたなあ。
最後に麻酔科医より当日の説明や食事制限などの話をうける。
食いしんぼの娘にとって長時間何も食べれないてのはつらいだろな。
全身麻酔後は自力で呼吸ができないから管をつなぐ。
他にもいろんな線をつなぐよっていう話。母が動揺しないための説明かな。
当日は私1人。旦那さんはお仕事。まあ1人のほうが気がラクだ。
翌22日からは三回忌があるため実家へ帰省。
子どもたちはじいじとばあばにめちゃめちゃに甘やかしてもらった。
帰る日に、わざわざ仕事を抜けて孫を見送りにきてくれた父。
「じゃあね、じいじはお仕事いくからね、がんばってね」と。
がんばってね、は父が別れ際に必ず言う言葉。大した意味はない。
娘はがんばってねの言葉を聞き、
「うん、手術の日は7時からはお水も飲んじゃだめやからね、前の日は…」と
たった一度の麻酔科医の話を丸暗記していて、父に説明していた。
娘にとって4月2日はがんばる日なんだろうな。
実家には5日間滞在したのだけど、無理して行ってよかった。
常に誰かがいるってのはいいもんだなと思った。
胃が痛いのも頭痛もなおった。単純だな、私。
さみしいって言葉にしたり態度に表したことは一度もないんだけど
人に頼ったり、甘えたりってことはしないんだけど。
母は三回忌の準備やらでめちゃめちゃ忙しかったはずなんだけど
父も年度末で朝から晩まで駆けずり回って仕事してるんだけど
私のさみしかった気持ちをいつのまにか全部吸い取ってくれた。
親っていくつになっても大変だな(笑)