2013年3月28日木曜日

うちの母さん。

今回の帰省中、ちょっとした事件が。いや事故が。
三回忌の準備を終えた帰り道、和食ファミレスに寄って遅めのランチ。
参加者は母、私、息子、娘、私の妹、妹の息子の計6名。
食事中、前の席のおばちゃんが「駐車場で当て逃げあったらしいよ」と噂話。
ん?気になるなあ。うちの車やないよね?

食事を終えて駐車場に向かうと、警察の方が3名おられて事情聴取中。
うちの車はもちろん無傷で、あー大変やなあと横目でチラチラ。
母は「えーそんな傷ついてないやーん」と大して気にしてない様子で車を発進。
しばらく進んだ駐車場の入り口付近で
ガリガリガリガリ…ブルルルン!!!
…後輪を見事に溝に落としました。
絶対よそ見してたやろ(笑)

大きな音に驚いた警察の方が慌てて駆けつける。
うわあ、困ったことになりましたねえと。
ちょっとバックできませんか?という一言を聞いた母は
「え?バックはダメでしょ!バックしたらもうえらいことになるでしょう。」
なぜそんなに強気なんだろ。
とりあえず保険の関係で事故証明が必要になるから写真撮りますねと言われ
「え!そんな!困ります!」と急に慌てる母。自分の写真と思ったのか。
「あ、いや、車の写真ですから」と警察の方にやさしく言われる。

その後、親切にもレッカーをその場で手配してくれたのだけど
「ちょっと後ろから押したらいけるんちゃうかな」と言い出す母。
その時には当て逃げのほうには警察官1名、こちら2名。向こうが手薄に。
ファミレスの店長さんみたいな方も出てきていて、みんなで押せという母。
え?店長さんも??店長さん、ごめんなさい。
「もう少し人呼びましょうか?」という警察の提案に対し
「いや、これくらいで大丈夫。とりあえず車道の車を停めないとね」としきる。
いや、押すの警察の方と店長さんやし。もう見守るしかない。母はとまらない。

無事に溝から抜け出し、ほっとしたところで
「あ、レッカーどうなりましたかね?」とすかさず確認する母。
「キャンセルしときましたよ」
「あ、じゃあ大丈夫ですね」(←ここ謝ってお礼言うところよ、お母さん。)
結局最後まで母の態度はでかかった。すごい。

スライドドアまるごと取り替えやし、助手席のドアもあやしい。
私なら完全にへこむ。
「えー、落ち込んでたらみんなが暗くなるやーん。
  このために保険に入ってるんやからいいのいいの」とどこ吹く風。
ただ左側の縁石はガン見しながら左折してた(笑)極端だな。死角でそうだ。

夜ご飯をみんなで食べてるときにその話題になったんだけど
「いやあ、いいネタができてよかったやんねーわはは」と満足げ。

母はつよし。さすが山口在住の大阪のおばちゃん。
大阪を出て40経つのにいまだに関西弁。大阪つよし。。。