ありがたいことに
いつの間にか
絵本が大好きな子どもたちに育ちました。
が。
借りてきた絵本を全部読んでしまうと
早く次を借りてこいの催促がすごくて
母はまいっております。
だって、一番近所の図書館が
長崎ですか?尾道ですか??
なんですかこの坂は!!
っていう急な坂の上にあり
近くて遠いのです。
お年寄りも利用されるのだから
坂の下に引っ越ししてほしい。
と文句を言いながら
結局車で遠い図書館に行きます。
最近は虫系の本が多いなあ。
昔は野山を駆け回り
毛虫やカナブンをブローチにしていた私も
すでにアラフォー。
すっかり虫嫌いな大人の女性に。
そうそう、先日の夕食後
「あら、床に小松菜落ちてる」
と思って拾おうとしてふと思った。
「…今夜…小松菜は食べておらん!」
そう、小松菜の正体は…
山遊びから帰った子どもが持ち帰った
あ・お・む・し・さ・ん。
ドヒェー!!ウヘェー!!
とかなんか変な奇声をあげる娘と私。
息子はなぜか息を強く吹きかける作戦実行。
風に吹かれて丸まってしまうアオさん。
生きてる!!!
「なんで星のブランコ行くねん!!」
注)星のブランコは森の中の大きな吊り橋。
枚方市民に愛される人気スポット。
とか理不尽な文句を叫びながら
旦那に処理してもらった。
自分では処理は無理。
「虫、捨てます」っていう商売
成り立つんちゃうかなと思っている。
可憐な蝶々も
私から見れば羽が生えた毛虫。
飛ぶだけに余計タチが悪いと思っている。
さあ、これだけ前置きしておいて
ご紹介します、こちらの絵本(笑)
『アリからみると』
思いっきり虫でございます。
でもこれおもしろいよ。
アリから見た虫たちを紹介してます。
これまたアリが主役の絵本
『でんせつのきょだいあんまんをはこべ』
ある日おばさんが落としたあんまん。
それはアリたちにとって
何十年か(うろ覚え)ぶりの天からの贈り物。
そのままのかたちで巣に持ち帰るべく
賢者アリレオ・アリレイの智恵をかりながら
男たちはついにあんまんを運びきる。
ところが…!という話。
暑い。絵も話もとても暑苦しい。
しかも「状況」とか子どもには難解な言葉が
たくさん出てくる。
「どういう意味?」って言葉はスルーして
勢いで読んでいただきたい本。
『セミのたね』
急にかわいらしい感じに。
セミの幼虫をみつけた女の子が
「セミの種」として
植木鉢でセミを育てるお話。
そういえば私も昔
カーテンでセミをふ化させてました。
なんということを…。子どもてこわい。
『てんとうむし』
よく見たら羽の中の身体気持ちわるい…
けれど、それよりも
てんとう虫に
こんなにたくさんの種類があるなんて!と
感動してしまった。
昔ナナホシテントウ以外は
ナナホシの真似をしている
悪いてんとう虫だと教えられたことを
この本を読むまで信じていました。
子どもにいい加減なこと言ってはダメです。
そして。おすすめの絵本。
『あめがふるときちょうちょうはどこへ』
雨が降ったら
ネコは軒下に隠れる。
小鳥は羽で顔を隠す。
でもちょうちょうはどうするの?
実はこの本には
その答えは出てこない。
だからこそ想像力をかき立てられる。
読んだ日の次の朝も、夜も
そのまた次の日も。
ちょうちょ、どうしてるのかなあと
子どもたちはちょくちょく言うてました。
最後に、今夜の絵本。
『がんばれ!!まけるな!!ナメクジくん』
こんなにおもしろい本久しぶりに読んだ。
嫌われ者のナメクジ。
人気者のかたつむり。
違いは背中に背負った殻だけなのに。
ただ感傷的な内容ではなく
ナメクジがどうしてこんなかたちになったのか
ものすごくわかりやすく教えてくれる本。
よく考えたら
進化について書かれてあるのだけど
小難しいことはなにひとつなく
夢をもたせる内容。素晴らしい本。
読み終えたとき、子どもたちは
「かたつむりよりナメクジが好き」
と言い合ってました。
ナメクジへの愛があふれる本。
そういえば、アナと雪の女王観ました。
息子がはじめて映画で泣いた(笑)
いつのまにか感動して泣けるようになってたのね。
こちらこそ感動。
字幕離れが進んでいるとは聞いてたけど
確かに、字幕上映がものすごく少ない。
字幕でも観たいのに。
主題歌でも英語と日本語で
あんなに違うのだから
きっとセリフもキャラも少し違うのではないか
そう期待しています。
ドラえもんもいよいよ全米進出。
これも期待している。
しずかちゃんがボーイッシュになったり
どら焼きがポップコーン?になったり
なんだかおもしろい。
のび太はノビーだっけ?
でもしずかちゃんて最初の巻では
他の友だちと一緒になって
のび太のこと笑うような子だったような…
最後に、近況を。
最近字に興味を持ちはじめた息子は
家族全員の名前を書いて
最後にパパの名前になったときに
「かず○(パパの名前)て難しいから
からすでいい?」
と勝手に名前を変えて書いてました。
どうもいい加減で困る。
娘はそんな弟がかわいくて仕方ないらしく
励まし褒めちぎりながら
毎日のように弟に文字の指導を。
1文字書けただけで
「すごい!よくできた!上手!!
こっちおいでー抱っこしてあげよー」って。
母である私はそれ見て笑ってるだけ。
ラクだ。なんてラクなんだ。
さて
そろそろ新しい絵本を借りにいかなくては。
いい出合いがあるといいなあ。