2014年10月28日火曜日

超手抜きキャラ弁

先週から久しぶりに家事を再開。
少し身体に負担がかかったらすぐに耳が詰まるようになったので、耳塞感があればすぐ横になるを繰り返しながら、少しずつ少しずつ行動範囲を広げています。

とりあえず近所をウロウロするのは問題なし。
焼き鳥屋、串カツ屋もクリア(笑)
友だち家族と一緒に久しぶりに飲んで、「おかわり」と言ったときに、ついにここまできたか…と1人感動したなあ。みんながニコニコ見守ってくれて、おかえり言うてくれた。涙でるぞ。

次の日、調子にのって朝から普通に家事して、子どもたち乗せてランチ行くか―!って車運転したらすぐさま調子悪くなって、出て2分で引き返してきた。
子どもなら「ええー!!」って言いそうなもんやけど、あれーもう帰ってきたねえ!と2人とも笑ってた。ごめん、あかんかったーと私も笑っといた(笑)

病院の先生も、何がきっかけでまた痛みが出るのかはわからないから、普通の生活に戻しながら様子をみるしかないと言うてたけど、どうも熱と車はあかんみたい。
うちはガスなので、余計に熱がこもってしまい、今日は手抜きでチャーハンやーラクしたろと思ったら、かえってしんどい思いをしてしまった。失敗。
カレーとか煮込むときに放置できるもののほうがどうも負担がかからないようだ。

さて、運動会が終わって早々、2日連続で子どもたちの遠足が。
せめて同じ日にちにしてくれよと思う。
料理を再開して3日目に作った息子の弁当↓
どうでしょう、この潔い手抜き感。名付けて宇宙人弁当。
キャラの役目はぞうさんとパンダにほぼおまかせ。
お弁当の時間は、子どもたちがロボットやねと言ってくれたらしい。
宇宙人やし。

さて翌日は娘の遠足。
また宇宙人でごまかしちゃえと思って「宇宙人いる?」って聞くと「うーん、どっちでもいい」との答え。この答は娘の場合「いらない」という意味。
ゆかりご飯がいいというのでゆかりにしたけど、時間があまったので↓
名付けてハロウィンおばけ弁当。
今回はきりんさんとパンダさんに加え、ライフで半額やったふなっしー楊枝もプラス。
卵焼きはみんながしているようなハート型にするつもりが、まったく丸みのない仕上がりになり、三角のまま。がんばらない家事(笑)
お化けの目と口がゆかりご飯だと見えにくかったので、卵焼きの切れ端を目の下に敷き、口にはケチャップを塗る。後から考えたら梅干しにするべきだった。

娘を送りだした後に、弁当の写真を見ていたのだけど、これ…小1女子にもたせるキャラ弁ではない(笑)お化けにかわいさゼロやないか。口がドロドロしているのがリアルすぎる。目がいけない。どうしてこんなキツネ目にしたのだろう。せめて真ん丸にしとけば。
しまった…いらんことした。お弁当の時間みんながひいたらどうしよう…!!
母の心配をよそに、弁当はかわいいと言われたらしい。
かわいくはないでしょうが(笑)女子のかわいいの基準がよくわからん。
少なくとも娘の趣味ではないことは確かなので、今度はちゃんとかわいい弁当にするか、せめていらんことしないようにしよう。

さて、来週で退院1か月。
今週木曜は久しぶりに病院に行って検査。
血液検査の結果と、再度脳のMRIを撮って今後の治療方針を決めることになるだろう。
あんなに先生も首をひねっていた画像なので、1か月そこらで状態が変わっているとは思えないし、変わっていたとしたらむしろこわい。なんの薬も飲まず、外科的治療も受けず、ただ安静を保つことで今の状態なのだから。

とはいっても、私はますます前向きになっている。
だって、頭を起こすことさえできなかったのに、いまは近所をウロウロして、友だちといつまでも立ち話をして、ランチに行って、お酒も飲んで、仕事もできる。子どもたちを抱っこできて、一緒に散歩もできる。
もう二度と歩けないかもしれない、一生寝たきりかもしれないと思ったのは、つい1か月前。
もしかしたら、また歩けなくなる日が来るのかもしれないけど、今は歩ける。そっちのほうが大事。

退院してから、毎日が感動の連続。湯船にちょっとつかれた!自転車乗れた!ビールおかわりできた!ちょっと走ったやんな、いま?!井戸端会議したったー!赤ちゃん抱っこしてあやしたぞ!朝ちゃんと起きれた!…ついにお弁当が作れた!!

すべてが当たり前になってしまって、漠然とした苛立ちや悩みを感じていた日々よりも、今のほうが心はずっと穏やか。

昨日、久しぶりに朝から洗濯を2回してたのだけど、忙しいときに旦那が洗濯物を踏んで邪魔するもんだから「なんもせんのならあっちいっといて!」と思って、うわーすっかり普通の主婦やん!すごいやん!と1人で笑った。

息子が、ママが元気になって頭痛くなくなったら、天王寺動物園に行きたいって言うてた。
これはなかなか大きな目標。
でも、きっと行けると思う。そんな気がする。

ママ、歩けるようになったね、すごいね。
ママのご飯はやっぱり一番おいしいね。(←えと…ジャムトーストですがw)

毎日のようにほめてくれる子どもたちにたくさん力をもらって、今日も元気ばりばり。
ほめることに関しては私のほうが負けてるかも。今日も帰ってきたらいっぱいほめてあげよう。

2014年10月10日金曜日

ピアスホールがなかなか完成しないのは

なぜでしょう。(←タイトルと続けて読んで下さい)

学生のときに一度ピアスをあけたのだけど、あの頃は無知で大したケアもせず、ピアスするたびに激痛が走り断念。

あんな痛い思いするのならピアスなんてしなくていーわ!と、ピアスとは無縁の生活を送っていたのだけれど、仕事の絡みでピアスを装着して記事にする必要が出てきてしまい、再びピアスホールを作ったのが…えーと…いつだっけ?
1年半前。

思い立ったらすぐ実行しないと気が済まない性格で、夏前に開けたのだけれど、夏はよくないのかな。なかなか完成しない。
そういえば、学生のときに開けたのも夏だった。学習しない私。
でも、アップした髪にピアスってうらやましかったし。

いつまでたっても穴が完成してる気配はないし、調子悪いと耳たぶが熱もって赤くなってるし、穴開けた病院は遠いし(なぜそんな病院を選んだのか)、放置しているとますます悪化。
あーもうどうしよう、また諦めようかなと思ってたときにふと思いついた。
あ!違う病院でみてもらえばいいやん。
なぜかこの発想はなかった。
私はもっといろんなことを人に相談するべきだと思う。

というわけで、家から近い皮膚科を受診。
初めて行った皮膚科だったけれど、最初看護師さんがめちゃ怖かった。
先生が横になれというので、ではでは…とベッドに登ろうとすると、「待って!危ない!勝手に登らない!」って看護師さんに注意されてドキドキMAX。登らないでどう横になればいいのか。首を横にするってこと??ドキドキして「す、すみません」と小さくなる私。
「はい、ゆっくり登って横になって。そうじゃない!」
とか注意されながら横になる。やっぱり登るんじゃないかとはよう言わんかった。大人になるとあまり怒られる機会ないけど、こんなふうにピリピリしていろいろ言われたらドキドキして余計できなくなるなあ、子どもって大変だなあ…とか、余所事を考えてたので次の指示を聞き逃して、また怒られた(笑)

先生の話では、ファーストピアスをつけっぱなしというのがよくないらしい。
ええ?そうなのか。知らんかった。
看護師さんが「私も夏場はたまに膿んだりするよ。プラスチック製のピアスに変えて、毎日とって洗って軟膏を塗るを繰り返したほうがいい」とアドバイスくれて、プラスチック製のピアスを売っているお店まで教えてくれた。話すとすごいいい人だった。

そういえば、ここは皮膚科。息子のアトピーもみてもらえるのかなと思い「すいません、アトピーも診てもらえるんですか?」と聞いたところ、「え?ここは皮膚科!当たり前でしょう!」とまた怒られてしまった(笑)怒ってるんちゃうんやろな、多分。でもドキドキする。

診察後、言われたお店でプラスチックピアスを買い、帰宅後に軟膏を塗る。
次の日には腫れが引き、しばらくして市販のピアスをつけられるまでに。
ジャジャーン!いまではロングピアスだってつけれるぞ。
こんな日がくるとは!がんばってよかった。
先生、看護師さん、ありがとう。

でも油断して寝る前にプラスチックピアスを装着し忘れると、翌朝なかなかピアスが通らなくて冷や汗かいたりする。
体質なんだろうなあ。
まあ、よくよく考えたらケガしてるようなもんやし、それをせっせと修復しようとしてるのにまた異物を挿して、身体からするともうやってられへんわという気持ちもあるだろう。

私に一番大切なのは、ちゃんとケアするということ。
そして、ケアを持続するということ。

ブログだって、月1くらいしか更新しないもんだから、連続で更新してもあまり見てもらえない(笑)
これからなるべくがんばります。

お仕事も減らしたのだけど、お休みということが伝わっていないのか、おもしろそうな仕事の依頼がきたのでお引き受けした。単発の仕事なので、1日だけだしね。ほんと。誰に言い訳してるのか自分でもわかんないけど。

最近母が「いやーでもな、なんかこのまま治る気がするわ」と何度も言うので、私もそうかもしれないと思うようになってきた。気にしいの私には大らかな母がお似合いだ。
私は子どもを叱っているときに、あの看護師さんのような感じなんちゃうかとふと思う。
あれはドキドキしちゃうな。子ども向きちゃうな。

来週の目標は、カレー作りとソフトな対応。これにしよう。
目標1こ増えたな。

ちなみに、写真のピアスはイスラエル産。
50%オフなので即買いしました。早いもの勝ち。
▼アヤラバー
http://www.mimoi.com/products/list.php?category_id=556

このピアスはトラブルの多い私でも今のところ大丈夫。
シンプルなピアスもほしいなあと物色中。
いい感じのピアスって、なかなか見かけないねんなあ。。。

あ、まだ私あまり出歩けないのだった(笑)いかんいかん。

2014年10月7日火曜日

退院後の日々

台風一過のいい天気。
入院している間に、すっかり秋になってしまった。

退院当日は、夕方から友だちの送別会。
退院していきなり送別会に参加するってのもなかなか調子にのっとるなと、自分でも思います。
ちょっとしんどいかなあと思うときは勝手にゴロンと横になってたし、そんなんしてもとくに誰も気にしてなかったので、気を遣わない関係はラクだなあと、ゴロ寝&ポテチ&ビール飲みながら思った。

ビール?そう、ビール。
さすがに前みたいにガバガバとは飲まないけど、少しずつビールのリハビリをしてます。
ほかにリハビリすることあるんじゃないかという気はするけれど!一番やる気が出るものから始めようかと(笑)
気持ちはオッケーなのだけど、身体がどうも痛みを覚えているみたいで、思うようには飲めなかった。まあ、当たり前か。でも病気になる前は、一日やることがたくさんあって、ビール飲んでやっとリラックスするっていう毎日だったから、今は朝始まった時点ですでにリラックスしてそのまま夜になってるし、お疲れー!!プハーッ!!とならないのは当たり前な気もする。

思えば、毎日が「〇〇をしなあかん」でいっぱいだった。
今は、掃除ひとつしようとしても「無理したらあかん。休んどき」と言われるので、「しなあかん」やなくて「したいなあ」になってる。
考え方ひとつで世界はこんなに変わるもんなのかと思う。

家事なんて「しなあかん」のオンパレードやねんけど、いざできなくなると好きでやってたことに気づく。たとえば洗濯物を畳んだ後にそのまま放置するのが大嫌いで、畳んだらなおさなあかんと思ってたけれど、すぐになおすとやっぱり気持ちいいなあと思うし。お風呂も浴槽だけじゃなくて洗面器の裏まで洗わないとあかんと思ってたけど、ピカピカのお風呂に入るとやっぱり気持ちいい。やらなあかんって考えてたからイライラしたり「ちょっとー片付けてやー」って不満言うたりしてたけど、人それぞれペースがあるし、気になるところも違うわけだから、やりたい人がやりゃあいいのだ。ほんで勝手に「やっぱ私がせなきれいにならへんな」と自己満足すればいいのだ。

スーパーに行く用のお財布があって、どうもレシートを捨てるタイミングがわからなくて、次第に財布の中がカオスな感じになるのだけど、退院後に財布の中をのぞいたらとても使いやすく整理されていた。きっと夫は「なんでこんなに財布の中ぐちゃぐちゃやねん」と思いながら整理したことだろう。
やりたい人がやりゃあいい。これこそ真の分担なのだ(笑)

ところで、入院中は山口から母が来ていて、お風呂の使い方とか書いた紙を夫が浴室の外に貼ってたりしてうまいことやってたみたいだけど、トイレにはこんな貼り紙がしてあった。
私が入院中、誰かもらしたのだろうか。怖くてまだ聞いていない。
これ、わりと有名な対処法だと思うけど、これではウ○チは防げない。

話を戻して。
退院後の体調はよくも悪くもない感じ。ただ、台風が来たときは頭痛がして横になることが多かった。気圧の変化で誘発されるのかな。雨が降ったらお休みなのでハメハメハ大王式の暮らしにシフトするつもり。
自分のスキルアップのために!!と必死でやってた仕事もお休みした。まあ、フリーで仕事受けてるので、お休みするということは次に仕事こない可能性あるのだけど、今は好きな仕事だけをやることにした。そしたら、なんだか穏やかな気持ちになった。つまり、だいぶ無理をしていたのだろう。でも、たった半年の間にわりとでっかい仕事をとれたのだから、そこは自分をほめてもいいかなと思う。よくがんばった。けれど、少しお休みしよう。

結局のところ今もってなんの病気か確定していないし、よく考えたらなんの薬も飲んでいない。ネットで調べると私の症状は「1日2リットルを目処に水分補給するように」とあったので、入院前からせっせと水やOS-1を飲み続けていた。できることは寝てることと水分補給しかなかったので。
退院に際して、いつまで2リットル飲み続ければいいのだろうとふと思って先生に聞いてみたところ、「2リットル?それ飲みすぎ。無理して飲んでるでしょ?普通に戻していっていい」と言われ、はよ聞けばよかったと心底思った。でも、水分を摂る習慣ができたのは大きいな。夜おいしくビールを飲みたいからお昼はなるべく水分を摂らないもんね!と言い張ってた私にゲンコツをお見舞いしたい気分。

そう、台風一過。
台風とともに頭痛も去り、好きなように昼寝しちゃう、ちょっとだらけた人になっている今日。痛くないって、すごい。歩けるってすごいよ。好きなときに寝れちゃうのもこれまたすごい。
とはいえ、まだまだ外出は短時間しか無理だし、お出かけしたい息子が拗ねてしまって対応に困る日もある。ごめんねというのもおかしいし、叱るのも違うしね。治るからって断言できないから難しい。このあたりはこれからのんびり考えることにしよう。

とりあえず、いまは自分で作ったカレーが食べたい。
このままではプリキュアカレーとトッキュウジャーカレーにおいしいカレーの座を譲ることになってしまう。前からやばかったのに(笑)

来週の目標。カレーを作ること!

さて、今日も元気にお仕事開始♪

2014年10月1日水曜日

入院生活(その2)

さて、入院中はおもに安静&点滴で、MRIの検査を行ったのだけれど、少しずつ症状は改善されてきて、起き上がることさえ難しかったのに、2週目の今では近所を散歩できるほどになった。
けれど、治ってはいない。前とは全然違う。自分のなかに大きな大きなブレーキができた感じ。

入院中気がかりだったのは、やっぱり子どもたち。
運動会に行けないことは入院前に話していた。運動会以外にも行けないものがたくさんあったので、子どもたちには「ママヘリコプター出動中」と説明してある。
なんのこっちゃわからないだろうけど、私たちは空想のなかでよく話をする。
「ママは今ちょっと頭が痛いから、今日からママヘリコプターを出動させるわ。ヘリコプターの通信で見てるわ」
そう言うと、
「なにそれ、そんなんないわ!」とか最初は言うけど「それっていくつある?」「どれくらいの大きさなん?」とやがて食いつく。
「今日も幼稚園いったで。リレーの練習みてたもん」
と多分やってそうなことを息子に言うと「!!!」という顔してビックリしてる。アホやなあ(笑)
娘は当然信じてないけれど、一緒に想像の世界を楽しんでくれる。

ちょっと話それるけど、娘は本が大好きな子に、息子は勉強はどっちでもいいから運動が得意な子になってほしいと思ってたけれど、ほんまにその通りになってきていておもしろい。
小学校1年生の娘は1人で赤川次郎の本を読んでいる。年中の息子は今年もリレー選手のもよう。
その代わり娘は走りが遅い。息子は「まま」しか書けない(笑)
まあいいねん、いいねん。なんか一つ得意なことあれば、それで自信がつくから。

初めての小学校の運動会は入院してたので行けなかった。
前日に娘から「ママ、あしたのうんどうかいはヘリコプター500だい?」ってメールが入ったので、「ちょっといまじゅんびちゅう。あしたは1000だいがうんどうかいにいきます。ママヘリコプターでずっとみてるからね」と返事しておいた。
私がいないぶん、友だちがめちゃめちゃ応援してくれてた。旦那が病室に持ってきてくれたビデオ観て、みんなが帰った後泣いた。

病気になって初めて気づくなんて、今まで何をみて生きてきたんだろうと思うけど、こんなにたくさんの人に支えられてるなんて思わなかった。
今まで、幸せってのはつらいことや悲しいことがあるからこそ感じられるものなんだと思ってたけど、違うみたい。
ほんとはたくさんの幸せに囲まれてたのに、走ってばかりで気づかなかった。
幸せはいつもそこにあったんだと、立ち止まった今やっと気づいた。

甘えるのがド下手だったけど、やってもらって申し訳ないとかやなくて、ありがとう、じゃあ次はうちが助けるわ!って思うほうがずっといい。

月曜日に最後の検査をして、火曜日に旦那と母が来て先生の説明を受けた。
体調もいいし、このまま治るんちゃうかなあと密かに期待していたけれど、先生から出た一言目は「難しい病気です」だった。画像も入院前と変わっていないそうで。
低随圧の症状もあるけれど、他の病気の可能性が出てきた。
肥厚性硬膜炎、と言われたと思う。
まさかそんな重い話だと思わなくて、説明室にメモ持っていかなかったことを後悔。「ひこう…飛行?」という私の心のなかの疑問を見透かすように、「肥厚はぶ厚い意味の肥厚です」と先生が付け足す。なぜ勘違いがバレたのだろう。

しかし…治るどころか、新たな病気の可能性が出てくるとは。
これ発症して一発目に言われてたら落ち込んでただろうけど、「ああ、この病院に来てよかった…」というのが正直な感想。後は先生を信じてお任せしよう。
今は落ち着いてるので無理な検査はしないで、自宅で経過をみていきましょうとのこと。
今すぐ退院しても大丈夫ですけどどうしますか?と聞かれ、2日に退院することに決定。
いろんな思いがグルグル頭のなかをめぐっていたので、少し時間をもらった。

家族が帰って、とりあえず先生に言われた病名を調べてみる。
どうやら長い長い闘いになりそうだ。
まあ、可能性ってだけでなにもわからないので、それ以上調べるのはやめといた。

私の脳の画像は他の人と明らかに違うらしい。専門的なことはよくわからないけど、それはあまりよくないことなのだろう。
でも、脳の状態なんて普通に生きてて知る術もないし、今まで頭痛なかったし、脳ドッグを受けるという発想もなかったし。なんとなく私は病気にならないという変な自信があって、今になってもどうも難しい病気の実感はない。
よく考えたら、健康な人だって毎日5000個ものがん細胞が体内にできてるのだから、健康な毎日を過ごすほうが奇跡なのかもしれない。
私の脳は今までよくがんばったのだと思う。かわいい子どもにも会えて、仕事も自宅でできるし、気がつけばたくさんの人に支えられてる。いい先生にも会えた。清々しいくらいハッキリと言ってくれる先生なので、こちらも余計な詮索をせずに済む。

さすがに病気になってよかったとは言えないけれど(笑)、すごくいい機会になった。
前の私なら病気のことブログには書かなかったかもしれない。前回は治ると思ってたから書いたのだし。
でもこうして公開することで、また新たな気づきや出会いがあるかもしれないと期待してます。

さて、明日はいよいよ退院。
さっき先生に「あのーお酒は飲まないほうがいいんですか?」とおそるおそる聞いてみたら、まあたしなむ程度にとのこと。たしなむ程度ってどのくらいかな?
まあ、このあたりも自己責任だな。

飲んじゃダメ!って言われなくてよかった…(笑)

入院生活(その1)

前回のブログからいろいろありまして、今は藤井寺の病院にいます。
まずはここにたどり着いた経緯を。

造影MRIで脳脊髄液減少症(先生たちはみんな低随圧って言いますが)の疑いありとのことで、連休明け紹介状を片手に関西医大へ。座ることができない状態なので、ベンチで横になって待っていたところ、「ここでは診ることができないので、話を聞くだけになるけれどいいか?」とのこと。
ガーン、、、うそやん。また振り出しに戻るやん。。。
旦那と2人で呆然としたけれど、「ちょ、ちょっと待って下さい。今ここで放り出されたら行くところがない。どこか紹介してもらうことはできないですか??」と食い下がり、看護師さんも食い下がってくれて、違う病院を紹介してもらえそうだとのこと。
脳神経外科のベッドに案内してもらって、横になって順番待ち。
怖い先生だったらどうしよう。。。とドキドキしたけれど、とても話しやすい先生でホッとする。
やっぱり関西医大では診ることができないというお話だったけれど、「画像をみても症状を聞いても低随圧の可能性は高い。低随圧の方をいつも案内している病院があるので、紹介しましょう。奈良と藤井寺どっちがいいですか?」とのこと。
な、奈良?藤井寺…ってどこ?
横にいる旦那に聞いたら「どっちもどっちやな。同じくらい遠い」とのお返事。
「星ヶ丘の病院でも診れるというような資料を見たようなきがするのですが…」
と先生に話すと、星ヶ丘がよければ紹介状書くよとのことだったので、入院のことも考えて星ヶ丘を紹介してもらうことに。
診察室を出て、ほんまに星ヶ丘で診てもらえるのか不安になり、ネットで調べる。
…治療してないっぽい。。。やばい!!
慌てて脳神経外科に戻り、看護師さんをつかまえて、「せ、先生にやっぱり藤井寺にして下さいって言うてくださーい!!」とお願いして、藤井寺の病院宛に紹介状を書いてもらいました。
関西医大を出たのは16時すぎ。長い長い一日だった。

連日休みをとることは無理なので、旦那の都合がよい数日後に藤井寺に向かう。
待合室は患者さんでいっぱい。
問診票を書いて紹介状を渡したところ、すぐに横になれるようにベッドに案内された。
しばらくして先生が来られて、低随圧だと思うとのこと。
「ここで診てもらえるんですか??」と聞くと
「うちでよければ診させてもらいますよ」と言われ、安心して泣きそうになる。
やっと病院が見つかった。。。

その場で入院が決まり、病室へ。
いろんな人に連絡をとったり、事情を説明したりして夜になる。
友だちとやりとりしてて、「今日の夜、出るで!」と言われ、素直にお化けの夢を見る。子どもか、私は(笑)
翌朝、ストレッチャーに運ばれて病室に入ったし、個室なので周りの状況がよくわからない。
朝からドタバタ物音がするなあと思ったら、どうやら患者さんが亡くなられた様子。
そうか、私は病院にいるんだ。ここでは、みんな病気と戦ってるんだなあと改めて思う。
ショックとかではなく、自分が病人であることを再認識した。

なんで私がとか、なにがいけなかったんだろうとか、最初は何度も何度も考えた。
やりたいこといっぱいあるのに。病気治らなかったらどうしよう。
運動会も行けない、子どもにもご飯作れない、お散歩すら行けない。。。
ごめんね、ごめんねって思ってた。
けれど、入院して2週間経とうとしている今、入院当初とはずいぶん考え方が変わったように思う。


長くなったので次回に。