2016年3月30日水曜日

主婦でフリーランス、自由で危うい。

ついにクライアントさんのお店が閉店してしまった。
あーさみしいなあ。。。と、ひとりのお客さんとしてもボンヤリ考えていたのだけれど、私は重要なことを忘れていたのです。
お店が閉店するということは、お仕事がなくなるかもしれないということ!!
いや、もちろん全く考えていなかったわけではありません。
それはさすがにうっかりすぎる(笑)
次の構想も聞きながらそこに自分の居場所を見つけていたので、どこかあぐらをかいていたのだけれど、社員ではないのでもし企画が頓挫したらすぐに首を切られるのはわ・た・し。
そう、ここを忘れていたのです。
フリーランスらしからぬ、緊張感のなさ。目の前の仕事に必死すぎるとたまにこうなる。

思えば、私たちフリーランス稼業はいつだって綱渡り。
代わりなんていくらでもいるんだし、社員のようにわざわざ解雇の手続きを踏む必要もない。
派遣社員よりもっともっと危うい立場なのだ。
新しい仕事は、勝手に降って湧いてくるわけではないのですよ、ねえ? わたし。

もしかすると、収入が激減するかもしれない。。。さあどうする。
さすがに、ちょっと焦った。
一人でじっくり考えたい……そんな気分だけれど、春休みだのインフルエンザだので、一日中子どもはウロウロしてるし、さっき朝ごはん食べさせたのにもう昼ごはん、かと思えば「おやつの時間ですよ~」と呼びに来る、なかなか落ち着いて考える暇もないのが主婦の悲しいところ。
うーん、一度仕事を減らして、のんびりしたほうがいいのだろうかとも考えた。

ものは試しということで、無理やり1日休みをとってあえて家で過ごしてみようと思ったのだけれど、娘は「約束したから児童会行く!」とさっさと児童会に行ってしまい、息子はレゴニンジャゴーを必死こいて組み立てている。手伝いは不要とのこと。
なんだよーみんなーもーと思ってついPCを開く母。
これが普通になっちゃってるのね、きっと。

結局休みをやめて仕事しだすと、やっぱりおもしろいんだなー。
何がおもしろいのかっていわれるとよくわからないのだけれど、答えがないものと向き合って、かたちになって、誰かの心に触れる(といいな)という、この流れがおもしろいのかなあ。

たまに、ずっと家で仕事しているから、人間関係に悩まされることがなくていいねえといわれる。
私の場合、まず暇なときは何かについて悩んでいるので、仕事でいっぱいいっぱいくらいがちょうどいいのだけれど、誰とも会わないから人間関係に悩まないかというとそうでもないのかなあ。
こんなに赤字入れて、激怒されたらどうしよう、傷つけちゃったらどうしようとか、やっぱり思う。
かといって、そこを甘くして、クライアントの評価が下がっては本末転倒だし。
そもそも、メールのやり取りだけで何を考えているか、どんな人なのかまで、想像はできても判断まではできなくて、返事が返ってくるまでドキドキすることも日常茶飯事。
ドキドキしてるのが辛くって、「一人で完結できる仕事をさせてもらえませんか?」とお願いしたこともあるくらい(笑)

同じレベルの仕事をこなす人で、どっちに仕事頼もうかなと考えたとき、やっぱりそこには人としての相性も出てくるはず。
さすがに、好き嫌いでワーワー言ってくる人はあまりいないけれど、また会社勤めのときとは違う悩みもあるのかなあ。
でも会社勤めは会社勤めで、すごいややこしいもんね。
毎日が綱渡りでも、この自由を味わうと、なかなか戻れない気はする。
まあ、こっちがNGじゃなくて、雇う側がNGか(笑)

でも、今回は真面目にこれからのこと考えました。
自分がやりたいこと、やるべきこと、今の環境でできること、できないこと……
やっぱり、いまの仕事、ずっとずっと続けていきたいなと思って、営業活動開始。
運よく新しいお仕事をいただけて、閉店してしまったお店のほうでも何とか契約を継続してもらえそうで、ようやく一息つけそう、かな。そうなるといいな。

そんななか、ずっと前に書いた署名記事がアップされました。
名前と顔を出して記事を書くのは、勇気がいること。
個人として責任を負う部分が大きくなるもんね。
署名記事が苦手っていうのは、目立つのがイヤっていうより、そういう責任から逃げてた部分もあるのかもしれない。

よかったら記事も読んでみてくださいな。

▼文章力のポイントは「直し」にあり。3ステップの原稿見直し術
http://penya.jp/technique-38/

これからの自分について、もうしばらく考えてみたいなと思います。
久しぶりに真面目なブログ。
たまにはいっか。