取材にいくとかいうとなんかかっこいい感じだけれど
実は!…やったことないです。わあ。
ライターだとか何だとか、今やってる仕事ってどうも響きがいいけれど
実は…全部やったことないのです。ほんとは。ここだけの話。
ただ、私の強みは緊張しないことと度胸があるということ。
もともとこんな性格やなかったんやけど、
前職で毎日のようにクレーム処理をしていて、感覚が麻痺したような。
めっちゃめちゃ怒っている保護者たちの前で笑顔で英語レッスンをするとか
あんなアウェイに比べたら、ほんと全てがありがたいホーム。
でも前にランチのパートに行ってみたら、店長さんにすごく意地悪されたので
やっぱり向き不向きはあるのかなあとは思う。いや、相性かなあ。
「ほんとあの人仕事できないね!」とか聞こえるように言ったりするし(笑)
私のなかの意地悪な人ナンバーワン。
今やから笑えるけど、当時は近所に知り合いもいなくて、ほんとさみしい毎日で
あー私は仕事できないんやーと暗い日々だったなあ。
なのに辞める最後の日に「また遊びにきてくださいね」とか平然と言われて
人間不信になりそうだった。絶対いかないし。
このお店のことは次に仕事をするうえでかなりネックになっていたので
ようやく乗り越えられたかなあといったところ。でもお店いかないけど(笑)
まあそんな感じの私なので、わりと必死ではあります。
今回の取材先は泉州タオルの工場。
お仕事をいただいている会社の独自ブランドのタオルをこの工場で作っていて。
泉州タオル全体のことをもっとよく知ってもらえるサイトを作り
商品購入につなげるという内容のお仕事。私は文章担当。
工場は熊取町。関空の一歩手前の日根野という駅で降り、工場へ向かいます。
向かいます。。。向かえませんでした(笑)ほら。いつもこんな感じ。
私はどうも方向音痴というか、地図が読めないようで
笑われるかもしれないけれど約束の2時間以上前に駅に到着。
それから一度工場の場所を確かめて軽くお昼をとって向かおうと思ったのだけれど
歩けども歩けども見つからない。
住宅街のほうに迷いこみ、スマホ片手に大汗かいてグルグルしている異質な人を
見るに見かねた通りがかりの人が実に2人も声をかけてくださったのに
教えられた場所までたどりつけない。これで1時間半経過。半泣き。
電話をすりゃあいいやんかと言われそうだけれど
電話での道案内ほど混乱するものはないのです。本当にわかっていないので。
暑いしお腹減ったしトイレ行きたいしとベソかきそうになっている私の目の前に
一台の車が信号待ち。
運転席から「あのーもしかしてライターの方ですか?」と声をかけられる。
工場の社長さんでした(笑)あからさまに迷っている感じだったらしい。
車に乗せていただいてお昼がまだだったので一緒にランチへ。
トンカツ屋で思い出して名刺を渡すというダメっぷり(笑)
お決まりの伝票奪い合い合戦を見事勝ち抜き、工場へ。
この時点でもうグダグダなのでビジネスっぽい感じはなくて
いきなりトイレをお借りしたり、取材も話があっちにいったりこっちにいったり
個人的な興味でいろいろ質問をしてしまい、時間オーバー。ぎゃあ。
なんだこいつは、と思われたに違いない。
けれど本当におもしろいお話で。
モノづくりの現状についてすごく考えさせられた。
帰るときに、今日のお土産にと
たくさんのタオルをいただいた。手前がお仕事先のブランドのタオル。
実際に使ってみないとわからないこのよさを、どうやって言葉で伝えるか。
じっくり考えたいと思う。
さて、帰りに泉佐野駅前の泉州タオル販売所に寄って市場調査。
そこからなんばに出て、ちょっと調子乗って心斎橋まで歩こうとしたけれど
やはり迷う。かなり歩いたはずなのに、なぜかまたなんば駅に到着。もういい。
旦那より焼き鳥屋に行くとの連絡が入ったので迷わず電車に飛び乗る。
焼き鳥屋に着くと、友だちもやってきた。これは予想通りの展開。
行くといつもいるのだ、この人は(笑)
全品280円(何とか貴族ちゃうよ)一番搾りも280円なんだぞ。
友だちも合流してワイワイ飲んで大いに語る。
何を話していたのかよく覚えてないけれど、何かについて熱く語ったような?
仕事の後のビールは最高だなあとしみじみ思う。
友が「この後漫喫いかへん?」という実にツボをついたお誘いをしてきて
ぐっときた。けれど眠かったので今回はやめといた。
なかなか主婦に漫画喫茶に誘われることってないなあ(笑)
おもしろい人だ。
そんなこんなで、結局は今日もいっぱい飲んだよという話。