2013年4月12日金曜日

さよなら、私のスマホ

先ほど会った友達に
「送ったメールやねんけどな、返事は後からでも大丈夫やねんけどな…」
と申し訳なさそうに言われた。

またや!スマホめ!おばかスマホめ!!
メール受信の仕事を放棄する。気まぐれに。

「なにこのでっかいスマホ(笑)ちょっと貸してー!でっかーわはは(笑)」
と見る人にからかわれながらも、なんとか1年半ちょい使ってきたけれど
こんなに相性の悪い携帯は初めて。
契約上2年経たないと機種変更にお金が発生するのだけれど
もうそんなことはいい。

思えば、このおばかスマホとは最初から相性最悪だった。
「メール受信中」の表示が出ているので見つめているとそのままフェードアウト。
え?と思って新着メール問い合わせをしても
「新着メールはありません」と平気な顔して言う。
友だちとメールのやりとりをしていた最中だったので
送り主の見当はつき、もう一度送ってもらった。

その時から、このスマホとの信頼関係は薄れ
携帯会社にメールが届かへんと苦情を言いにいく。

「受信中の表示が出てもそのまま消えてしまい、メールが届かないんです!」
と、ちょっとキレイめな女子店員に訴えると
「お客さま、スマートフォンというのはそういうものです。
 今までがきちんと届きすぎていたのです。修理に出してもいいですが
 お金は発生しますし、初期設定に戻ってしまううえに何も変わらない可能性も…」

!!そんな説明アリなんですか!!??
初めてスマホ使うんだからわかんないでしょうけど、の口調が鼻につく。

向こうは送ったはずのメールが届いていないということほど困ることはない。
送信できませんでした、とは違うのだ。
メールを無視したことになるじゃあないかあああ!!!

と思った。けれど。
初めてのスマホだったので強く言えず、あ…じゃあいいですとだけ言って帰宅。
その夜、枕を涙で濡らす。あの日からずっとスマホの気まぐれにつき合ってきた。
もういい。もうお別れだ。メール機能が使えないとかナシ。
みんながLINE使ってると思うなよ!!
写真を撮ってデータフォルダを確認して、変な顔に写ってるから削除したのに
削除したはずの写真がいつの間にか勝手に復活していたり。何してんねん。
削除する写真は私が決める。スマホが主導権握ってどうする。
こんな調子だから、写真を添付してメール送るときも
こいつ…変な顔の写真と差し替えるんちゃうやろなと思い不安になる。
もう私は猜疑心のかたまり。信用できない。
冷静に考えると、削除写真の復活は単なるエラーなんだけど(笑)

機種の残額を確認。高い!痛い!焼肉いける金額。
なぜこんな金額を払わなければならないのかと思うけれど…仕方ない。
そう思っていたら、ブーッブーッとスマホが震えてメール受信。
友だちが再送してくれたメールに前のメールがくっついてきた。
今さら慌てて「あ、届いてました」と出してきても遅いのだ。
そういうところがおばかだと前から言っているじゃないか。何回も!

私思うのですが。機能を詰め込みすぎではないのでしょうか。
ガラケーと同じ感覚で使うと個人情報だだ漏れですし。こわい。
まあでもなあ、アプリは便利だしなあ。ガラケーに戻る気もしない。
カメラとメールと通話と、LINEとかの通信アプリが使えればそれでいい。
テレビいらない。そんなシンプルなスマホないですかねえ。

こんな手のひらサイズの機器にいろんな機能を詰め込む技術はすごい。
けれど、ニーズがあるかどうか。正直、携帯にそこまで求めていない。
このズレがなあ。なんとも。まさに日本の携帯はガラパゴス。
簡単なスマホないですか?なんて聞くと初心者扱いされかねないので
自力で調べるつもり。キレイめ店員め、待ってろよ。
iphoneよりandroidですかねえ、やっぱり。うーん。。。


読んでいる本
『作家の四季』池波正太郎 心が落ち着きます。
読んであげた本
『ユックリとジョジョニ』荒井良二 この方の作品は一編の詩です。