2013年4月15日月曜日

娘のおねだり

昨日はいい天気だったので、フットサル観戦に子連れでいく。
狙い通り、奥様に押し付けられただろうという子たちがゾロゾロ。
実はすごい子ども好きなので、内心ウハウハ。子どもはかわいい。

「一緒にあそぼうよー」っていうお誘いにうまく乗れないうちの子たち。
モジモジくねくねして、半泣きの顔してるし(笑)
仕方ないので、一緒に遊んで輪の中にいれてやる。手がかかる。
ストライダー効果か、2回練習しただけでコマなし乗れるようになった。
なぜか息子が紙を持って延々と姉についていくの図。
わいわいと取り囲まれるの図。息子はバットを発見した。
子どもたちで遊んでいるので本を読んでいると、いつのまにか…
息子は彼女を見つけていた。仲よく手をつなぎ徘徊。片手にバット。
どうも鬼ごっこの鬼役だったらしいけれど、3歳児には理解不能。
大きい子たちはニコニコしながら小さい子の面倒をみる。すてきだ。
こういう風景は団地に住んでいた頃を思い出す。いい環境だったなあ。
最近は遊ぶにもいちいち親同士の了解をとらなあかんからなあ。

帰りにホームセンターに寄って、足りないクーピーを補充する。
さて、帰ろうかという段になって娘がモジモジしながら
「ママ…着せ替えシールがほしいねん…」
と珍しくおねだり。うーん、でも家にまだあったよなあと思って
「まだお家にあるやろ?それを使ってからやないと…」
と話しはじめると、泣き顔になり、ついにエンエン泣きはじめる。

え!?おかしい。何か変だなと思い、旦那に「買うって言ったん?」と聞く。
「いや、買うとは言ってない、ママに聞いてからて言った」と焦っている。
うーん、ママに聞いてからってのは相手に期待もたせる言い方やないかな。

叱る場合もそうだけど、「パパが怒るからダメよ」ってのと同じ部類だと思う。
パパが怒るというのは叱る理由にならない。
危ないからとか、ケガをするからとか、行儀が悪いからとか
子どものことを考えた理由があるはずだから、それを伝えないと意味がない。
叱るのも、許可するのも自分の責任においてする。
たまに間違うこともある。親だって人間だもの。完璧ではない。
でも、誰かに投げないで自身が子と向き合うことが大事なんだと思うなあ。

普段はおねだりもしない子がお店で泣くところを初めて見たので
もうひとつ掘り下げて理由を聞いてみた。
「…ヒック…マ…ママ…ママの髪型と同じ女の子のシールやったから…」
なんじゃそりゃ(笑)
それを私に見せてびっくりさせたかったらしい。つまりは私のため。
涙の向こうには、いじらしい理由が隠れていたんやねえ。

「じゃあ、今日は特別やで!」というのはあまり好きやない。
特別って便利な言葉で、だいたい親の都合がみえかくれしてるねんな。
この場合は、相手を喜ばしてあげようという娘の気持ちを褒めたいなと思い
「あーママのために言うてくれてんなあ。ありがとね。
 ママそれ知らんかったから、もっとゆっくりお話聞けばよかったなあ」
そう言っておいた。育児に正解も不正解もないんだもん(笑)
相手を思いやる気持ちを大切にしてほしいなあと思った。
難しいところやけど。母の気持ちが伝わるといいなあ。
1人でお買物できました。いいのいいの、親ばかなの、私は(笑)
ほんで問題のシールはこちら↓
左側の女の子がママに似てるんだって。に、似てる似てる(笑)

家に向かう車中で「晩ご飯何にしよっかなあー」とつぶやくと
「ママがラクできるから、お好み焼き食べにいこー!
 ラクできると一緒に食べたりお話したりできるもん!」と娘が言う。
あは(笑)お好み焼きが食べたいだけのような気はするけど
素直にその気持ち、いただいておきます。ぺろり、ごっくん。