男の子はだいたいにおいて外であったことを詳しく話さない。
ところがうちの息子、しゃべるしゃべる。
よほど刺激的な一日だったのだろう。
「なんか泣いてるのがな、2個おった。」
泣いているお友達が2人いたんやろな。2個とか言うたらあかん。
「ぼうしがな、ちがうようになって泣いてたんやねん」
わかるような、わからないような。。。
「そしたらな、なかしまがな、だいじょうぶにしてん」
なかしま?まさかの先生呼び捨て。
「そのなかしまがな、あかいパタパタする手みたいなやつを出してん」
「隙間から!!」
もう全然意味がわからない(笑)
そうかそうかと娘と2人で頷きながら聞き、
「幼稚園おもしろかったん?」と聞いてみると
「めっちゃおもしろかった!」と即答し
その言葉を聞いた娘が、私に向かって笑顔で親指を立てた。
リアクションふるっ!!まあ私がやってんだろな、きっと。
「じゃあ明日はどうする?最初はクラスに行って一緒におったほうがいい?」
と娘が尋ねると
「いっしょがいい!だって大好きやから!」
と息子が答え、そっかあと嬉しそうに娘が笑う。
「朝から大変やなあ」と完全に他人事のように私が言うと
「いやあ、おもしろいよ」と娘が笑顔で答える。
ああ、そうか。
私は3人姉妹の長女で、いつも妹の面倒をみる役目で。
振り返った時、あの頃は親に甘えることもできんかったなあとか思ってたけど
ちがうなあ。妹たちがかわいくて、好き好んで面倒をみてたんだった。
娘をみていて、あの頃の自分を思い出した。
いやあでも私は娘ほど大らかではなかったなあ。
娘のいいところ。大らかなところ。
大らかな子に育ってほしくてつけた名前だったけど、早くも目標達成。
親ばかな一日。
今日読んだ本
『文章の品格』林望
今日読んであげた本
『いちばんでんしゃのしゃしょうさん』『アルノとサッカーボール』