2013年4月9日火曜日

息子の報告

男の子はだいたいにおいて外であったことを詳しく話さない。
ところがうちの息子、しゃべるしゃべる。
よほど刺激的な一日だったのだろう。

「なんか泣いてるのがな、2個おった。」
泣いているお友達が2人いたんやろな。2個とか言うたらあかん。
「ぼうしがな、ちがうようになって泣いてたんやねん」
わかるような、わからないような。。。
「そしたらな、なかしまがな、だいじょうぶにしてん」
なかしま?まさかの先生呼び捨て。
「そのなかしまがな、あかいパタパタする手みたいなやつを出してん」
「隙間から!!」
もう全然意味がわからない(笑)

そうかそうかと娘と2人で頷きながら聞き、
「幼稚園おもしろかったん?」と聞いてみると
「めっちゃおもしろかった!」と即答し
その言葉を聞いた娘が、私に向かって笑顔で親指を立てた。
リアクションふるっ!!まあ私がやってんだろな、きっと。

「じゃあ明日はどうする?最初はクラスに行って一緒におったほうがいい?」
と娘が尋ねると
「いっしょがいい!だって大好きやから!」
と息子が答え、そっかあと嬉しそうに娘が笑う。
「朝から大変やなあ」と完全に他人事のように私が言うと
「いやあ、おもしろいよ」と娘が笑顔で答える。

ああ、そうか。
私は3人姉妹の長女で、いつも妹の面倒をみる役目で。
振り返った時、あの頃は親に甘えることもできんかったなあとか思ってたけど
ちがうなあ。妹たちがかわいくて、好き好んで面倒をみてたんだった。
娘をみていて、あの頃の自分を思い出した。

いやあでも私は娘ほど大らかではなかったなあ。
娘のいいところ。大らかなところ。
大らかな子に育ってほしくてつけた名前だったけど、早くも目標達成。
親ばかな一日。


今日読んだ本
『文章の品格』林望

今日読んであげた本
『いちばんでんしゃのしゃしょうさん』『アルノとサッカーボール』